アポジーのアジア夜遊び記

タイ、ミャンマーなど東南アジアでの夜遊びをメインに、観光スポット、レストランや交通などに関する情報もお届けします。

第1回ミャンマー編 (9) 廃屋に潜む格安マッサージ

ミンガラーバー!

事前のMGMホテル隣に格安マッサージがあるとの情報を得ていたので、ちょっくら散歩がてらに探しに行った。
MGMホテルはすぐに発見。
しかしマッサージ屋が見つからない。
さんざん探して再びMGMホテルの建物に戻る。すると一枚の看板を発見。古式按摩と書いてある。
入り口と思われるとこには簡素なアルミサッシがあるだけで中は見えない。少なくともお店と呼べる門構えをなしていない。

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店の名前は「Chanel Beauty Spa」が正しいようだが、当然ぐぐっても何も出てこない。よくシャネルという名前をつけれたものだ。
潰れてしまったんだろうと思いながらも、いちおうアルミサッシを開けてみる。

すると、そこには5人ほどの若い男たちが暗い中に佇んでいた。
どうせ廃屋が広がっているだけだろうと予想していたアポジーはびっくり。
外観とは異なり中はカウンターやソファーもあり、意外にもきちんとしている。
10段ほどの階段を降り、カウンターで男性に「マッサージOK?」と聞くと「OK」。マッサージ屋で間違いない。
続いて値段を確認する。事前の調査どおり1時間3,500Ks也。

先払いで3,500Ksを支払い男について行く。
地下空間に幾筋かの通路が広がり、その両脇には小部屋がいくつもある。まるで蟻の巣のよう。

通された部屋は薄暗く4枚の敷布団が所狭しと敷かれている。
ロンジーを履いた現地の男性が一人寝ながらスマホをいじっている。
2台の壁掛けテレビからローカルTVが映し出されている。
怪しい雰囲気が漂う。

先ほど案内してくれた男性スタッフがこれに着替えろとペラペラの着物を放り投げる。
着替えて横になりしばらくすると若い女性が入ってきてロンジー親父にマッサージを始めた。
続いて、こちらも若い女性が入ってきてアポジーの元へきて「ワンナワー?」。
「イエス」と答える。どうも時間を教えてもらっていないようだ。数回来店したが必ず聞いてくる。

女性は若くてなかなかにかわいい。ロンジー親父の嬢も若いがちょっとぶさいく。
かるくほくそ笑みながらパタヤ流ならばお誘いが来るかもしれない。この嬢ならOKだがロンジー親父が邪魔だなーなどと考えながらマッサージを受ける続ける。

しかし、エロに発展する気配は微塵も無い。
時折り話しかけてくるがほとんどはテレビを見て笑っている。
ポジーの期待は妄想で終わってしまった。

マッサージ内容はタイのフットマッサージとさほど変わらないが、タイのほうが気持ちいい。
オイルなどは一切塗らずひたすらマッサージ。アポジーはこちらの方が好みだ。オイル塗られるとあとでべとついて気持ち悪い。

「フィニッシュ!」と一言告げられ終了。嬢はそそくさと部屋を出て行った。
ロンジー親父はマッサージを受けながらいびきをかいていた。

概観を含めた怪しさとは裏腹に、ちゃんとしたマッサージ屋だった。
タイだとパタヤの安マッサージでも100B。チップを加えると200Bとなるが、こちらはチップ不要なので額面どおりの3,500Ks。
クオリティーはたしかに落ちるが体を癒すには十分。
ポジーは大変気に入り馬鹿のひとつのように、マッサージ→シャンヨーヤーのセットを連日通っていた。
なお冷房が強く効いているので、羽織るものは必須ですね。