第1回ミャンマー編 (8) シュエダゴン・パゴダそこはまさに○○の地
ミンガラーバー!
タイ大使館からの帰りシュエダゴン・パゴダへ行ってみた。
シュエは金、ダゴンはこの辺りの地名らしい。
大使館からは1Kmほどなので徒歩で移動。交通量の多い大通りばかりで通りを渡るのは命がけ。信号なんてない。
アポジーはパゴダの西側から入った。
現地人はライオン像の間の正面から自由に入場するが、外国人は右手の平屋棟で8,000Ks払う。高いなーと思うがタイよりはましかも。
靴をふたも無い下駄箱に入れ、裸足で右ライオン像の後ろを通って正面建物の脇にでる。
ハーフパンツとか露出が多いとNGだが、ロンジーが有料で貸し出し可能なようだ。ファランがトイレでロンジーを巻いていたが、どうすればいいのかわからず四苦八苦していた。アポジーもわからないのでスルー。
綺麗な通路抜けると近代的なエスカレーターが、大阪城を思い出した。アポジーはじめて裸足でエスカレーター乗りました。痛い!
外へ出る。どーんとパゴダが天に向かって突き出ている。でかい。
外国人、女性はパゴダの中には入れないらしい。
一通り見てまわり、軒先に腰掛けしばし休んでいると、流暢な日本語で話しかけてくる1人の男性。
年は30前後だろうか。柔和な顔立ちで口調もおっとりしている。
なんでも僧侶で現在は仏教系大学へ通っている。奈良へ修行に行ったこともあるそうだ。
休みにはここへ来て、パゴダのすばらしさを伝えているらしい。
名前はBとしておこう。
少し案内するから付いて来てください。と歩き始める。
アポジー、何も考えずのこのこと付いて行きました。
B「7つのいいことしましょう」
長くなるので箇条書きで。
①生まれた曜日の神様にお祈り。アポジーは木曜日なので木曜日の祠?へ行き後ろの仏様に10回。前の仏様に5回。足元にいるねずみ様に4回水をかける。ここらへんはタイで経験済み。
②人間の目が埋め込まれた仏様を鑑賞。気味悪い。
③仏陀の足跡に満たされた水を仏様に3回かける。
④鐘を3回突き鳴らす。
⑤仏陀の木を鑑賞。
⑥日本の仏像にお祈り。確かにこの仏様だけ顔や手の位置が日本式。安部総理がこの小さな仏様に2時間お祈りしたらしい。本当か?少なくとも盛ってるでしょ。
⑦ドラゴンの仏像にお祈り。光の当たり方が絶妙。
そして、ドラゴンの仏像の前でエンディングを迎える。
B「これで終わり。さよならです」
ア「一緒に写真撮ろう!」
B「僧侶は写真撮っては駄目」
ア「わかった。案内してくれてありがとう」
B「気持ちください」
1,000Ks差し出す。
B「いっぱい時間使った。もっと」
ア「ビッグ・マネーでしょ」
B「日本人にとってはスモール・マネー」
良くご存知で。
B「勉強するお金が必要」
財布を覗くと5,000Ks札が無い。10,000Ks差し出し
ア「お釣り」
B「わからない。もう1枚」
ア「めっ」
B「わかった」
満足したのか10,000Ksを握り笑顔で立ち去っていった。
終始おだやかな方だった。
7つのいいこと以外にも案内してくれること1.5時間ほど。後で調べると正規ガイドは5,000Ksらしい。
倍の金額ではあるが。マンツーマン、日本語、写真も撮ってくれたので悪くは無かったかと。
ただ、少々あとくされ悪いのでモザなしで公開。と思ったが結構楽しかったのでモザイク入れといた。
入場料を払った建物に戻り靴を取ると、おばちゃんがさっとウェット・ティシュを渡してくる。なかなか良く気が付くではないか。
真っ黒になった足裏をきれいにして退出しようとすると、おばちゃんはアポジーの腕を取り、反対の手で指差している先には1,000Ks札と箱が。
ため息を付きながら1,000Ksを箱の中へ入れてきました。
見てまわるだけで計19,000Ks也。
シュエダゴン・パゴダ、そこはまさに金まみれの地だった。